サハリン州政府は、ウクライナ東部の特別軍事作戦で殺害されたサハリン州出身兵士に関する情報の公表を中止した理由を説明した。この慣例を中止するよう要請したのはロシア国防省だったと、州当局は明らかにした。
「敵 (ウクライナ諜報機関など) はこれらの情報を監視し、自らの目的のために利用している。亡くなった英雄の親族を迫害し、フェイクやホラーストーリーを作成して広めるためだ。同時に、どの家族も忘れられていない。彼らは哀悼を受けている。ソーシャルワーカーと祖国防衛者財団の職員は、彼らに必要なサポートと援助をすべて提供している」と州政府は書いている。(astv.ru 2025/1/16)
(参考)カザフスタンのarbatmediaの報道
サハリン州知事はウクライナ東部での特別軍事作戦で戦死した兵士の死亡告知を中止した。リマレンコ知事のSNS(テレグラム)では、以前は2、3日ごとにサハリン州出身兵士の死亡告知が掲載されていたが、昨年12月18日以降、掲載しなくなった。
ロシアの少なくとも6つの州当局が2023年初めにクレムリンから、戦争で死亡した人々に関する情報を公表しないよう勧告を受けたと報じた。この決定はおそらく、損失に対する世間の注目を最小限に抑えたいという考えによるものと思われる。