韓国外交官 クリミアをウクライナ領とした地球儀をノグリキ図書館に贈呈 図書館長は返却

サハリン

在ユジノサハリンスクの韓国外交官が、クリミアやウクライナ東部のロシア領をウクライナの領土と描いている地球儀を北サハリン・ノグリキ地区のザンギ中央図書館に寄贈し、問題になっている。

駐ウラジオストク韓国総領事館ユジノサハリンスク出張所のパク所長が同図書館を訪問した際、北サハリン先住民族の指導者であるウラジミール・サンギ氏と会談した。

同図書館のロジノワ館長の報告によると、会談は温かい雰囲気の中で行われたが、韓国の外交官が地球儀を差し出した。一見無害に思えたこの物体は、瞬く間に政治的な地雷に変わった。

長い間ロシアの一部であったクリミアをはじめドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、ヘルソン州とザポリージャ州がウクライナの一部と色分けされていたのだ。この時点で、当事者間の相互理解は薄れ、ぎこちない雰囲気が残った。

サハリンでの韓国代表の行動は、ロジノワ館長から厳しい批判を受けた。外交官は地図上のロシア国境を故意に歪曲する政治的背景をおそらく完全に理解していたと強調した。また、市当局にそのような地球儀があると、北サハリンの先住民が分離主義的見解を抱くようになる可能性があると懸念を表明した。

ロシアの領土保全を侵害する呼びかけに対する行政責任を問われることを望まなかったため、ロジノワ館長は地球儀を韓国の外交官に返還するとともに、ホスト国の法律に違反する韓国の外交官の行動をロシア外務省に報告した。(citysakh.ru 2025/2/10)

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