韓国外務省は、北サハリンの先住民族のリーダーであるロシアのウラジミール・サンギ氏にクリミアをウクライナの一部として描いた地球儀を贈呈したことに対する批判に応えた。聯合ニュースが報じた。韓国外務省は「地球儀は日本海の韓国名(東海)を宣伝するために使用した」とコメントした。
ノグリキ地区行政は、韓国の外交官がノグリキのサンギ中央図書館を訪れた際、北サハリン先住民族のウラジミール・サンギ氏に地球儀を贈呈したと報じた。地球儀には、クリミアをはじめドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポリージャ州がウクライナの一部として表記されていた。
これに対して、図書館長オルガ・ロジノワ氏は「ロシアの国境を故意に歪曲した」と述べ、韓国外交官の行為をロシア外務省に通報することを決めた。
ソウルの外務省は、政府が地球儀を東海の名称を宣伝するために使用したと述べた。「地球儀は国際機関や主要な地図出版社の地図製作の慣行と基準に基づいてつくられたもので、東海の名称を宣伝するために広く使用された。今後、東海の名称を宣伝する活動については慎重に取り組むつもりだ」と述べた。
韓国は、米国や欧州を含む国際社会とともにあり、進行中の戦争で奪われた4つの領土をロシア領として認めないと述べた。(サハリン・メディア2025/2/12)
「日本海呼称問題」–根拠のない韓国の主張(日本の外務省のウエブサイトから)
(1) 近年になって突然、日本海の単独呼称にごく一部の国から異議が唱えられ始めました。
韓国等が日本海の名称に異議を唱え始めたのは、1992年の第6回国連地名標準化会議が最初です。それまでは、二国間でも、国際会議の場でも、日本海の名称に異議が唱えられたことはありませんでしたが、突然、韓国等は日本海の表記を「東海(East Sea)」と単独に表記するか、あるいは日本海と「東海」を併記すべきであると主張してきたのです。この異議は根拠のない主張です。