ロシア外務省のユジノサハリンスク代表部のウラジミール・ノソフ代表は、ノグリキ図書館にクリミアなどがロシア領土に含まれていない地球儀を贈った韓国の外交官を同事務所に招き、口頭で抗議するとともに、同図書館に地球儀を返却するよう勧告する考えを示した。
ノソフ代表は「2月12日、ウラジオストク駐在韓国総領事館のユジノサハリンスク事務所のパク・サンテ氏がロシア外務省ユジノサハリンスク代表事務所に招かれた。会談中、私はパク・サンテ氏に対し、外国の公式領事代表によるこのような挑発行為は容認できないと注意を促した。これはロシア憲法違反であり、ロシアの領土保全への侵害とみなされる可能性がある」と述べた。
また、ノソフ代表は、ノグリキ中央図書館の管理者に対し、ロシアの国境を歪曲した画像を掲載した地球儀をあらゆる手段で韓国側に返却するよう勧告する予定である。
韓国総領事館ユジノサハリンスク事務所長のパク・サンテ氏は、北サハリンの先住民族のリーダーであるウラジミール・サンギ氏に、ロシアの新しい地域(注:ウクライナ東部・南部)がウクライナに属している地球儀を贈呈した。図書館長のオルガ・ロジノワ氏は、韓国政府職員の行動は、サハリン地域の先住民族にとって容認できないものだと指摘した。(astv.ru 2025/2/13)