ロシア外務省 対日戦争と第二次大戦に関する機密解除文書をサハリン州に引き渡し

サハリン

ユジノサハリンスク駐在ロシア外務省代表部は、第二次世界大戦の終盤に関する機密解除文書をサハリン州文化・公文書省に引き渡した。これらの文書は、20年間にわたり国際社会でソ連を代表し、歴史に名を残したヴャチェスラフ・モロトフの電報を反映したものである。

※モロトフは人民委員会議議長(首相)、外務人民委員、外務大臣(外相)を歴任した。第二次世界大戦前後の時代を通じてヨシフ・スターリンの片腕としてソビエト連邦の外交を主導した。(ウィキペディアより)

これらの文書には、ロンドンと東京の駐在大使への電報、対日戦争の目的に関する声明、極東問題に関する協定、日本の降伏文書など、多岐にわたる内容が含まれている。これらの文書はすべて外務省外交政策アーカイブで発見され、後に機密解除された。

サハリン州文化・公文書大臣ノンナ・ラヴリク氏は「ロシア外務省ユジノサハリンスク駐在代表のウラジーミル・ニコラエヴィチ・ノソフ氏は、『勝利』博物館・記念館が1945年の軍国主義体制下の日本に対する勝利と南サハリンおよびクリル諸島の解放というテーマを網羅するために重要な作業を行っていることから、ソ連外務省と人民委員会の外交政策における役割を記録した資料を同博物館に引き渡すことを推奨すると指摘した」と述べた。

機密解除された資料は、「極東の終焉。戦争から平和へ」展の一環として展示される。同展の開会は8月8日にサハリン「勝利」博物館で予定されている。これらの資料は、8月31日から9月5日まで開催される第4回国際科学会議「第二次世界大戦と近代の教訓」の準備にも活用される。(astv.ru 2025/7/15)

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