サハリンの「ポベダ(勝利)博物館・記念館」は、対日戦勝と第二次大戦終結80周年を記念した巡回展「1945年8月…」をサンクトペテルブルクを皮切りに開催する。
巡回展のテーマは第二次世界大戦を勝利に導いた南サハリン攻勢とクリル諸島上陸作戦。展示では、地形図、南サハリン(南樺太)、シュムシュ島(占守島)、クリル諸島(北方領土を含む千島列島)における軍事作戦の図表、カムチャツカ防衛区軍の行動を捉えた貴重な写真、ソ連軍のサハリンおよびクリル諸島への上陸、そして英雄たちの伝記などが展示される。
国防省の専門家は「展示資料によって、ソ連軍が直面した戦略的課題や、彼らが活動した困難な状況をより深く理解できるようになります」と強調した。8月1日から9月14日まで、サンクトペテルブルクのペトロパヴロフスク要塞の大聖堂広場で開催される。(サハリン・メディア2025/7/22)