「ロシア人は再び日本のハイブリッド車を購入できるようになった」ロシアメディアが報道

サハリン

RBC(沿海地方)によると、日本は輸出車に対する制裁を緩和した。ロシア人は日本製のハイブリッド車を購入できるようになった。近隣のサハリンの住民は、制裁緩和を真っ先に喜ぶ人々の一人になるだろう。

許可リストには「マイルド」ハイブリッド搭載車が含まれており、そのメーカーはホンダ、スズキ、マツダ、三菱、日産、メルセデス、アウディといった大手自動車メーカー。

日本車の輸入業者「ジャパン・トランジット」社のドミトリー・クラタエフスキー社長は「制裁当初は、そのような車はまったく規制されていなかったが、貿易業者が制裁を広く解釈し、誤解を避けるためにマイルドハイブリッド車の輸出を禁止した」と語った。

しかし、同社長は、アジアのパートナーは法律の抜け穴を見つけ、ロシア人にこれらの車を販売する際にそれを利用しようとしたと指摘している。

同社長は、これらの車は平均的なユーザーにとって非常に魅力的であり、以前は人気があったため、国内のバイヤーからのハイブリッド車の需要が増加すると予想している。(citysakh.ru 2024/11/11)

日本が“対ロ制裁緩和?” ロシアメディア報道 西側諸国の足並み乱す狙いか
(テレビ朝日2024/11/13)

ロシアの国営メディアなどが「日本が対ロ制裁を一部解除する」と報じました。事実ではなく、西側諸国の対ロ制裁の足並みの乱れを狙った可能性もあります。

ロシア国営テレビ(13日)
「日本がロシアへの自動車輸出制限を一部解除します。いわゆるマイルド・ハイブリッド車が対象です」

ロシアの国営メディアなどは日本が「ハイブリット車」の制裁に関する解釈を変え、モーター出力が弱い「マイルド・ハイブリッド車」を制裁の対象外にするなどと報じています。

実際には日本政府は制度や解釈は変えておらず、ウラジオストクの自動車ディーラーもANNの取材に対し、日本政府が制裁を緩和した事実はなく以前からマイルド・ハイブリッド車は制裁対象外だったと述べました。

一方で、別の自動車ディーラーは日本側がビジネスの活発化を狙っていると指摘しました。

自動車ディーラー
「日本は制裁を緩和していない。日本はロシアに対していかなる正式な解除をしていない」
「正確には分かりません。本当に制裁緩和なのか、あるいは日本の輸出業者が輸出のための抜け穴を探し始めたのでしょう」

日本が制裁を緩和したかのような報道はプーチン大統領の発言後に現れました。

プーチン大統領(7日)
「ありがたいことに日本にはまだ賢い人たちがいます。彼らは特にエネルギーの分野で協力し続け、ロシアから離脱せず信頼しつづけている」

日本の経済界がロシアとのビジネスをほしているといった認識を広め、西側諸国の対ロ制裁の足並みを崩すことを狙った発言とみられます。

タイトルとURLをコピーしました