サハリンのユジノサハリンスクと中国の大連と三亜を結ぶ国際便が早ければ2026年にも就航する予定で、空港管理者は現在、必要な手続きの最終調整を行っている。
ユジノサハリンスク空港は既に中国の北京とハルビンへの定期便を運航しているが、ロシアと中国間のビザ免除制度の導入と、同地域への航空便の需要増加により、2026年にはさらに2つの目的地を追加する予定。
ユジノサハリンスク空港株式会社の広報部は「大連と三亜への就航について協議中です。空港グループや旅行代理店を含む中国企業と既に戦略協定を締結しています。また、航空会社と協力して運航オプションを検討しています。将来的には、他のアジアの目的地への航空便も積極的に展開していく予定です」と述べている。
空港ビル内には2026年に専用チェックポイントが開設される予定で、すでに規制要件に基づいた設備の整備が進められている。また、国際便を運航する意思のあるロシアおよび国際航空会社との交渉も進行中。(citysakh.ru 2025/12/7)
中国、ロシアに短期ビザを1年間免除 人的交流を後押し(日本経済新聞2025/9/2)
中国外務省は2日、中国を訪れるロシア人向けに短期滞在ビザ(査証)を免除すると発表した。入国から30日以内の短期滞在が対象で、15日から1年間適用する。
ロシアが中国人対象にビザ免除措置 来年春節のロシア旅行が売り切れ続出(人民網日本語版2025/12/2)
ロシアのプーチン大統領は1日、同国を訪れる中国人向けに短期滞在ビザ(査証)を免除する大統領令に署名した。これにより、中国公民が観光や商用でロシアに入国する場合、30日以内であればノービザで滞在できるようになる。期限は2026年9月14日(当日を含む)までとなっている。
複数の旅行サイトのデータを見ると、ビザ免除発表後、ロシア関連の商品の検索数が瞬く間に激増した。旅行会社・衆信旅游集団の広報責任者・李夢然氏は、「ロシアが中国人を対象にビザ免除措置を実施したのを受け、その市場における競争力は高まり続け、さらに幅広い年齢層の中国人がロシア旅行に向かうようになる可能性がある。その他、ビザ免除措置の実施により、研修・遊学やMICE(会議、研修旅行、コンベンション、イベント)、公務としてロシア訪問といった面が促進され、両国の国民のためにさらに緊密なコミュニケーションの架け橋が作られることになる」との見方を示している。


