サハリン在住の船舶の通信長(57歳)が麻薬密輸の罪で裁判にかけられる。極東運輸警察によると、禁止されている麻薬成分を含でいる日本の風邪薬「パブロン・ゴールドA」を違法に輸入しようとした。
事件はホルムスク(旧真岡)で発覚した。被告が乗船していた船舶が海外から帰国し、税関検査中、通信長の所持品からパブロン・ゴールドAの箱3つが見つかった。この風邪薬に含まれている「ジヒドロコデイン」は、ロシアでは麻薬として分類されており、輸入が禁止されている物質だ。
警察は、男性が海外航海中にこれらの錠剤を購入し、客室に隠していたことを突き止めた。被告は薬物の国内への持ち込みが禁止されていることを知っていたが、申告せず、違法に密輸しようとした。
被告は罪を完全に認めている。ロシア連邦刑法第229条第1項第1部に規定されている薬物密輸に関する条項に基づく刑事事件は、すでに裁判所に移送されている。(sakh.online 2025/3/3)