サハリン州議会の社会政策常任委員会は、北方領土の色丹島住民が国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央病院で診察や検査を受ける際の航空運賃を補償できるようにする法改正を全会一致で支持した。同委員会のプロトニコフ委員長がテレグラムチャンネルで報告した。
現在は、サハリンの国立医療機関に行く場合に限り、国後島とユジノサハリンスク間の航空運賃のみを給付している。国後島や択捉島の住民は直行便があるためサハリンに飛んで迅速に治療を受けられるが、色丹島住民はそうはいかない。(※色丹島住民は海上輸送やヘリコプターを利用してまず国後島に渡る必要がある)
このため、サハリンの医療機関への移動の補償に加えて、国後島の地区中央病院にかかる際の交通費を給付できるよう追加支援を行う。(kurilnews.ru 2024/9/25)
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