水は生命と健康の源なのか?色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)の住民は、この問いに再び疑問を呈している。数年前、島の給水・下水道システムを再建するための巨額の公共事業が「実施」されたのだ。盛大に開所式典が行われたが、それらは全く役に立たなかった。建設された施設のほとんどは未接続のままだった。設備は盗まれたり、錆びついたりしていた。

今、私たちの「裕福な政府」は、これらの不運なシステムの再建にさらに数百万ルーブルもの公的資金を投入する用意があるとの噂が流れている。アパート、幼稚園、病院などの水は、衛生基準を満たすのは一体いつになるのだろうか?
「色丹島と住宅・公共事業局の尊敬すべき責任者の皆様。この状況がいつまで続くのか、ご説明ください。マロクリリスコエ(斜古丹)ではいつまでこんな水が続くのでしょうか?」「服も子供も洗えない!」
「それよりいいのは、ペットボトルに水を入れて、担当者に飲んでもらうことです」(Shikotan Telegraphより)

色丹島住民と市長の懇談会開催 水道の水質問題で市長「浄水装置購入を約束」
9月26日、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)のコミュニティセンターで南クリル地区のゴミレフスキー市長ら行政幹部と色丹島住民の会合が開催された。色丹島住民からの主な意見、要望と市長の回答は以下のとおり。
道路について:色丹島住民は、クラボザボツコエ村(穴澗)とマロクリリスコエ村間の道路の状態を懸念している。⇒舗装は確実に行います。

交通について:今年、色丹島への観光客の流入が急増したため、旅客船のチケット購入に関する問題が再燃しています。⇒私は、島当局に対し、この問題を文書で正式に解決するよう提案しました。来週、サハリン州政府運輸省の専門家が現地を訪問し、問題解決に向けて協力していきます。
交通機関の接続の問題:色丹島住民は、旅客輸送サービスを提供する会社についても不満を抱いています。⇒色丹島住民にヘリコプター輸送を提供するタイガ航空と、サハリン行きの旅客輸送を行うオーロラ航空はそれぞれ異なる航空会社です。両社は独自の規則や運航スケジュールを持っており、旅客を待つことはできません。この問題を解決するため、私たちは色丹島住民に対し、必要な事項を文書化し、運輸省に提出するよう提案しました。
学校への道路について:住民は、クラボザボツコエ村の公園から学校までの道路の舗装を求めています。⇒舗装は2027年に完了する予定です。
学童の定期券について:新たな問題が発生しています。近隣の村の学校に通う児童もおり、公共交通機関の定期券の有効期限は16日間しかありません。⇒この問題にも対処していきます。
水質問題について:色丹島では飲料水の問題が依然として残っています。大雨のたびに、2つの村の住民に供給される水が濁ってしまいます。⇒2026年に浄水装置を購入することをお約束します。(Shikotan Telegraph 2025/9/27)
