色丹島・斜古丹に拠点を置くオストロブノイ水産加工場のセルゲイ・セルゲイエヴィチ・スハノフ副社長が同社の現状を語った。(国後島の地元紙「国境にて」kurilnews.ru 2026/3/13)

当社は主に魚の水揚げと水産加工を事業としています。現在、日産最大200トンの完成品を生産できる水産加工場と、日産最大160トンの完成品を生産できる魚粉工場を運営しています。また、アカウオやイワシなどの魚の場合は、同量の魚油も生産しています。

オストロブノイ水産加工場のセルゲイ・セルゲイエヴィチ・スハノフ副社長
当社は、スケトウダラ、タラ、カレイ、ニシン、イカ、貝類、カニなど、ほぼすべての種類の水産資源を漁獲しています。50隻の漁船団は、日本海、オホーツク海、ベーリング海、千島列島、そして外洋で操業しています。

建設面では、3つ星ホテル「オストロブノイ」と従業員宿舎が完成しました。また、「ラヴカ・オストロヴナヤ」ショッピングセンターは既に開業し、従業員と色丹島の住民の皆様にご利用いただいています。

2隻の新型カニ漁船「メハニク・ツラノフ」と「メハニク・ステパノフ」
2025年9月、レニングラード州ペラ造船所で建造されたカニ漁船「メハニク・ツラノフ」と「メハニク・ステパノフ」は、北極海航路(NSR)のアルハンゲリスクとムルマンスクを経由し、ベーリング海を航行しました。2隻は色丹島の港に到着し、そこで乗組員を交代させ、活ガニ漁に出航しました。現在、オホーツク海にいます。

サハリン州のヴァレリー・リマレンコ知事は、南クリル地区への視察中に、当社が建設中の船舶修理工場を見学しました。船舶の進水・引き上げに用いるレール付きの平坦な台車が設置されたことが報告されました。オストロブノイ水産加工場は現在、自社で船隊のメンテナンスを行っています。わずか1年前までは、修理のために韓国に送らなければなりませんでした。
大規模な近代化工事を経て、当社の造船所は最大6トンの船舶の修理が可能となり、複数の船舶を同時に整備できるようになります。当社はサハリン州で初の、このような船舶修理工場となります。船団を保有する島嶼部の企業にとって、当社との提携は大きなメリットとなるでしょう。船舶はウラジオストク、カムチャツカ半島、あるいは海外まで何日もかけて往復する必要がなくなり、燃料と時間を無駄にすることがなくなります。

色丹島・斜古丹にあるオストロブノイ水産加工会社のコテージ
水産加工工場の従業員数は季節によって500人から1,000人の間で変動します。人々はロシア中部や西部、そして近隣諸国から色丹島にやって来ます。特に若い世代が多く、おそらく極東、とりわけ千島列島に憧れているのでしょう。平均年齢は20歳から45歳です。中にはここに定住し、結婚して「オストロブノイ」に長く滞在する人もいます。

もちろん、私たちのチームは、祖国が現在置かれている困難な状況を忘れていません。ここ色丹島では、ウクライナ特別軍事作戦(SVO)についてよく知っています。私たちはSVO参加者の家族のための本部を設置しました。特別軍事作戦部隊の兵士への物資もそこで集荷されます。当社は物流を支援し、サハリンへ物資やその他の装備品を輸送しています。

私たちは色丹島周辺海域で獲れた魚のすべて、あるいは一部を、地元住民に非常に安価で販売しています。


