サハリン州の島々は、近代的なエネルギーと最新の水処理システムを導入しつつある。南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)を管轄する南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長によると、色丹島に初めてガスが供給された。新しいガス・ディーゼル発電所は来年稼働を開始し、この地域のエネルギーシステムの重要な一部となる。
サハリン州のリマレンコ知事は「ガス・ディーゼル発電所は色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の住民に安定した電力を供給し、クリル諸島の電力供給の信頼性を向上させ、島々で進行中の投資プロジェクトを支援する」と述べた。
プロジェクトは、サハリン州政府、ロセティ・モバイルGTES株式会社、そしてガスプロム・ヘリウム・サービスによって実施されている。ディーゼルよりも環境に優しく経済的な天然ガスが、この基地の主燃料となる。沿海地方のガスプロム・ヘリウム・サービス施設から液化天然ガスが供給された。燃料の受入、貯蔵、再ガス化のためのインフラはすべて、色丹島で整備済みだ。このプロジェクトは、島々の孤立したエネルギーシステムのさらなる近代化の可能性を切り開くものだ。
一方、ユジノクリリスク(古釜布)市街地では、廃水処理施設の建設がほぼ完了している。この施設によって1日あたり最大1,500立方メートルの廃水を処理できるようになる。島では既に、それぞれ750立方メートルの処理能力を持つ2つのバイオステーションが稼働している。
ユジノクリリスク・ヴォドカナル有限会社のチーフエンジニア、マキシム・イリヤソフ氏は、施設の完成度が76%に達したと報告した。専門家チームは、機械処理装置、汚泥貯留槽、下水ポンプ場の設置と電力網への接続を完了した。さらに、建設作業員は5.8キロメートルの主要排水管を敷設した。
請負業者は、年末までに複合施設敷地内の電力線敷設を完了させる予定で、2.1キロメートルのうち1.4キロメートルがすでに完了している。敷地の整地とフェンスの設置も計画されている。試運転作業は2026年に開始され、外構と造園工事も行われる。プロジェクトは2027年春に全面完了する予定だ。(sakh.online 2026/1/12)

色丹島の天然ガス発電 20日分(300トン)のLNGを貯蔵
千島列島史上初の天然ガスが、色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)の新たな再ガス化システムに注入されている。液化天然ガスは沿海地方から海路で輸送された。
施設の試運転開始は、この孤島の住民にとって新たな時代の幕開けとなる。この地域のほとんどの家庭は依然として石炭暖房を利用しており、天然ガスの到来を待ち望んでいる。
液化天然ガス(LNG)燃料の受入、再ガス化、貯蔵に必要なインフラはすべて島内に整備されている。ガスディーゼル発電ユニット自体は、設計に1年半を要した。
設計にあたっては、自然を含む様々な要因が考慮された。色丹島は地震活動が活発な地域に位置しており、地震の影響を受けやすいことが懸念される。また、予測不可能な海上輸送も課題となっている。LNG燃料の搬入と荷降ろしについても慎重に検討され、標準的な航路が使用される。
LNG輸送には特別な船舶は必要ない。環境に優しいこの燃料は、専用のタンクコンテナで輸送される。輸送用に30基以上のLNGタンクが購入される。各タンクは18トンのLNG燃料を貯蔵できる。20日分のガス(約300トン)が島内に貯蔵され、これにより、色丹島への途切れることのないガス供給が確保される。
すでに2基の試験用コンテナが島に到着している。さらにLNGタンクを保管するための特別な貯蔵エリアが建設される。液化することでスペースを節約でき、気体状態では500倍以上に膨張する。現在、主な作業は装置の機能を試験することで、発電所の稼働は2026年秋の予定だ。
千島列島のガス化の次の段階として、色丹島と国後島に大規模エネルギーセンターが設計されている。ロシアの最も辺鄙な村々の住民に電気と熱を供給することになる。(vmeste-rf.tv 2026/1/12)


