色丹島のガス化計画「現実とかけはなれたプロジェクトにうんざり」

色丹島の話題
択捉島・内岡エリアのLNG関連施設構想図

「ガスプロムと共同で、住宅、ボイラー室、住宅・公共サービス施設、企業、一般家庭のガス化を推進しています。ガスはクリル諸島の色丹島にも供給され、そこでは小規模LNG(液化天然ガス)を燃料とするガス・ディーゼル発電ユニット3基を備えた初のエネルギーセンターの開設準備を進めています」(https://tass.ru/interviews/25287477 ) –サハリン州のヴァレリー・リマレンコ知事はタス通信のインタビューで、こう語ったが…

色丹島をガス化するための同様の計画とプロジェクトは、8年前、当時の知事によって具体的な期限付きで提案されていた。ガスプロムが欧州、日本、中国からのガス供給を色丹島に転換する時が来たようだ。色丹島の住民の実生活とかけ離れたこうした「プロジェクト」には、本当にうんざりだ!(Shikotan Telegraph 2025/10/14)

※「計画倒れ?」択捉島、国後島、色丹島のガス化はまだ実現していない。

燃料の天然ガスへの転換計画 択捉島と国後島は2023年、色丹島は2025年

サハリン州では環境にやさしい燃料を供給する大規模なプロセスが始まっている。ガスへの転換作業は2021年から2025年にかけて行われる。計画では、南クリル地区(北方四島)では2023年に択捉島クリリスク(紗那)、レイドヴォ(別飛)、キトヴィ(内岡)、国後島のユジノクリリスク(古釜布)がガス化される。2025年には色丹島のクラボザボツコエ(穴澗)とマロクリリスコエ(斜古丹)で作業が完了する予定だ。(サハリン・クリル通信2021/6/25)

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