色丹島への液化天然ガス(LNG)の輸送が開始された。この燃料は、現在建設中のマロクリルスカヤ・ガス・ディーゼル発電所の試験設備に使用される。プロジェクトは、ロセティ・モバイル・ガスタービン発電所によって実施されている。
液化天然ガスは、ガスプロム・ヘリウム・サービス社によって沿海地方にある同社のLNG施設から出荷されており、色丹島へ輸送される。輸送には、ロセティ・モバイル・ガスタービン発電所の国産タンクコンテナが使用されている。色丹島では、液化天然ガスの受入れ、貯蔵、そしてロシア製の設備を用いたガスへの変換が行われる。
現在、マロクリルスカヤ・ガス・ディーゼル発電所は設計が完了。主要な施設として1.1MWのガス・ディーゼル発電機3基、1MWのディーゼル発電機2基、そして液化天然ガス(LNG)の受入・貯蔵・再ガス化システムの設置が含まれている。運転開始は2026年10月の予定。
ロセティ・モバイルGTESは国後島、色丹島、択捉島における電力供給の保証事業者。 2023年、ロセティ・グループとサハリン州政府は、エネルギー開発を通じてクリル諸島の社会経済状況と投資環境の改善を目指す協力協定に署名している。(択捉島の地元紙「赤い灯」台2025/12/18)


