国後島、色丹島のインフルエンザ予防接種率が最低
大人はワクチンを信頼せず、子供への接種を拒否

北方領土の最新情報

北方領土の国後島と色丹島の疫学的状況について、南クリル地区の関係機関の代表者らが会合を開いた。現在、南クリル地区は、サハリン州全体でインフルエンザ予防接種率が最下位となっている。一方で、発症率は上昇しており、より重篤な新たな形態も発生している。

ロシア連邦消費者権利及び福祉監督庁の南クリル部門長リュドミラ・トカレンコ氏によると、現在までに予防接種を受けた成人は5,246人のうち1,255人、子供は2,057人のうち717人にとどまり、合計で人口の4分の1しか予防接種を受けていない。

大人はワクチン接種に強く反対している。ワクチンの有効性を信頼せず、接種期間中の病気や接種後の合併症を理由に子供への接種を拒否している。

現在、サハリン州では ARVI 症例(急性呼吸器ウイルス感染症)がピークを迎えている。サハリン州でのワクチン接種キャンペーンは 11 月末まで続く。(Shikotan telegraph 2024/10/23)

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