4月1日に色丹島と択捉島で発見された鳥の死因は、鳥インフルエンザだったことが分かった。最新情報によると、北海道近海でも死骸が発見されている。
鳥の死因はインフルエンザですが、現時点は暫定情報であり、ノボシビルスク医学研究センターの研究者がより正確な分析を行い、ウイルスの正確な変異株が判明するまで、1~2週間待つ必要がある。「日本側も検査結果を待っていることは承知している」と、北方生物問題研究所の上級研究員パベル・クティトロフ氏は語った。
北海道ではオオウミスズメ、オオセグロカモメ、択捉島と色丹島ではオオウミスズメ、ツノメドリ、カモメ、アイサ、エナガが確認されている。
一方、サハリン州獣医畜産局は、春は渡り鳥が営巣地に戻る時期であるため、高病原性鳥インフルエンザの病原体を媒介するリスクが高まると警告している。渡り鳥は高病原性鳥インフルエンザの自然宿主であり、媒介者でもあるためた。「家禽類の疾病は、飼い主自身に責任があることが多い。これは、獣医の添付文書を持たずに家畜を購入したり、飼育・給餌条件に違反したりしたことが原因である」と、同局は報告している。
野鳥や同種鳥類の侵入を防ぐ対策を講じずに、家禽を屋外で放し飼いにしている事例が頻繁に発生している。「弱った個体や負傷した鳥を見つけた際に同情心から野鳥を家畜と一緒に飼育することは禁止されている。これは農場にとって大きなリスクであり、感染を引き起こし、ひいては家畜全体を死滅させる可能性がある」と当局は付け加えた。(astv.ru 2025/4/3)
色丹島と択捉島で発見された鳥の死骸 死因は鳥インフルエンザと判明
