天保の飢饉

千島列島

太陽を青く変色させ、飢饉を引き起こした1831年の謎の噴火 英国の科学者が千島列島シムシル島の火山と特定

1831年、地球の温度を約1℃下げて農作物の不作と飢饉を引き起こした火山噴火が千島列島中部のシムシル島にあるザヴァリツキー火山(緑湖カルデラ)で発生したものと分かった。この噴火では大気中に大量の硫黄が放出され、地球の気候が変わり、太陽が奇妙な青色になった。この時期、地球全体の気温が低下し、日本では「天保の飢饉」が起きている。