サハリン州エネルギー省はクリル諸島(北方四島を含む千島列島)のガソリン不足を解消するためにあらゆる対策が講じられていると報告した。14日には色丹島で燃料が荷降ろしされ、15日時点ですでに販売中だ。
さらに、同省は国後島で燃料を積んだ船が荷降ろしの列に加わったが、悪天候の影響を受ける可能性があり、船は停泊する恐れがあると報告した。また別の貨物船(「エロフェイ・ハバロフ」)がウラジオストクで荷積みを開始し、16日に国後島に向けて出発する。船は11月19日に到着する予定。
また同省は、択捉島には来週分の燃料備蓄が十分にあると付け加えた。同島ではガソリン給油の公平性を確保するため島民に対する販売の一時的な制限が導入されている。
同省は「燃料不足の懸念が深刻であることは承知しており、状況を正常化するためにできる限りのことをしていることをお約束します。サハリン州エネルギー省は、地域全体で安定した燃料供給を確保するために日々取り組んでいます」と報告した。(astv.ru 、サハリン・メディア2024/11/15)