ユジノサハリンスクの市営ガガーリン公園で、クリル諸島(※この場合、北方四島)の驚くべき生態系の魅力を紹介する写真展「保護された世界への旅」が開催されている。
訪問者はユニークな火山の風景、珍しい植物や動物、地元の生態学者が行っている重要な科学的研究など、保護された世界の美しさと脆さを見ることが出来る。
クリル諸島の色丹島、国後島、小クリル列島(歯舞群島)の島々の自然は古代の神秘と多様性を保っているロシアのユニークな地域。この火山景観や動植物、海洋および沿岸生態系を保護するため、1970 年代にクリル諸島の特別保護区プロジェクトが始まった。1983 年には連邦国立保護区「マリェ・クリル」が創設され、1984 年からはクリル国立自然保護区が運営されている。
この展示には、絶滅の危機に瀕した希少な動植物が生息する保護地域の膨大な生物多様性を示す写真資料の一部が展示されている。本土から隔離された脆弱な島の生態系は、簡単に破壊され、取り返しのつかない変化を招く。写真には、自然保護と監視、生態系や動植物の研究、教育観光、環境教育に携わっている保護区で働く人々が紹介されている。3月4日にはプレゼンテーションが行われる。(tia-ostrova.ru 2025/2/28)