北方領土の国後島や歯舞群島などを含む南クリル水域では、コンブなどの海藻類が11万6,000トン以上採取可能となっている。
内訳はコンブ86,000トンをはじめワカメ11,000トン、イタニ草9,000トンなど。このうち最も有用とされるコンブの実際の採取量は3分の1にとどまり、残りは手つかずのまま。
その一方で、サハリンの食料品店の棚には中国や韓国から輸入されたコンブなどの製品が並んでいる。
かつてコルサコフ(大泊)にはイタニ草などの海藻から寒天を製造する工場があったが、競争に耐えられず廃業。今ではサハリンの菓子類はゼラチンか輸入された寒天を使用している。(サハリン・インフォ2018/10/14)
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