サハリン州の主要な輸出品で、特に日本と韓国で高く評価されている北方領土産のウニについて、ロシア連邦機関「国立水産・農産物安全センター」(NCBRSP)が製品の微生物学的調査などを実施し、輸入国の要件に準拠していることを確認した。
NCBRSPのサハリン支部は10月1日から10月31日までに、活ウニ15バッチについて輸入国の要件に準拠しているかどうかを調べた。
サンプルは、国家検査官と輸出企業の代表者によって南クリル・サブゾーン(北方領土周辺海域)で採取された。
日本、韓国、中国の輸入要件を含め374項目の検査を実施した。製品の微生物学的調査や重金属および有毒元素の含有量などを調べた結果、すべての指標に矛盾は見られず、重金属や有毒物質の含有量も基準内で、ウニは品質と安全の要件を満たしていることが確認された。(サハリン・メディア2024/11/8)