北方四島を含む千島列島社会経済発展プログラム 2025年の予算総額は今年の半分以下に

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択捉島・紗那の街並み

サハリン州議会の予算・税制・経済発展委員会の合同会議で、2023年と2024年の連邦プログラム「クリル諸島(サハリン州)社会経済発展計画」の実施に州の予算資金がどのように使用されたかが議論された。

サハリン州会計検査院は連邦プログラムの有効性を評価し、割り当てられた予算資金の効果的な使用を確認した。

会計検査院によると、2023年のプログラムの総資金は529億5,606万6,000ルーブル(※たぶんこれは間違いで52億9,560万ではないかと思う)

2024年は46億2,9428万6,000ルーブル。2025年には21億5,322万ルーブル、2026年には25億7,647万ルーブルを支出する予定。

2016年から2023年にかけて、合計166の事業が実施されたか、または実施中だ。いくつかの事業では、地質調査や設計段階で停止しているものがある。また2つの事業で、契約に基づく作業の支払いに関する財務違反が確認されている。成果物を市の所有に移管するまでに長時間かかっているケースがあり、監査の結果、1,800万ルーブルを超える無効な予算支出が記録された。サハリン州クリル諸島社会経済発展プログラム実施総局は、納期に違反した事業者に対して罰金を科している。

また、運輸省によると、2019年に策定された択捉島クリリスク(紗那)-ブレベスニク(天寧)空港高速道路区間の再建工事の設計および見積文書に関する問題が検討された。委員会の決定により、建設省は、関係省庁と共同で、国家プログラムの枠組み内で開発された設計文書の実現可能性を再検討するよう勧告された。(サハリン州議会vk.com2024/12/12)

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