ロシア連邦統計局によると、2024年にサハリンとクリル諸島(北方四島を含む千島列島)を訪れた観光客は27万,000人を超え、過去最高を記録した。パンデミック前の最高記録は、2017年の26万1,000人だった。アルチョム・ラザレフ州観光大臣は、「これにより、サハリン州の観光活動は、パンデミック開始前の104%に達した」と述べた。
この数字には、通常の意味での一般観光客だけでなく、島々で開催された主要イベントの参加者も含まれている。州内では昨年、プロジェクト教育集中コース「群島」、全ロシア青年フォーラム「オストロヴァ」、国際フォーラム「サハリンの石油とガス」といった主要な連邦イベントが開催された。
ビジネス観光も活発だ。昨年の夏季は、ビジネス観光客数が過去最高を記録した。今年7月上旬には、択捉島と国後島へのビジネスミッションが予定されている。
サハリンとクリル諸島は、富裕層観光客の間で最も人気のある旅行先であることが判明した。これは、YouTravel.meマーケットプレイスを引用してRIAノーボスチ通信が報じている。Yandex Travelサービスが実施した調査によると、2025年4月にはサハリン州への旅行需要がロシアの地域の中で最も増加し、2024年4月と比較して4倍になった。今年も観光客数の面で「好調」な年となることは間違いない。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2025/5/12)
