ロシア大統領補佐官でロシア海事委員会のニコライ・パトルシェフ委員長が北極圏および極東連邦管区において、クルーズ船など外国船舶の寄港を許可する港湾のリスト拡大を提案した。パトルシェフ委員長は、観光の観点からもこれは望ましいことだと指摘した。
パトルシェフ氏によると、外国のクルーズ船が寄港できるロシアの港湾は限られており、その3分の1は観光客の下船が禁止されている。ロシアおよび外国の旅行業者は、外国籍船舶を利用する際に、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)、チュクチ半島、フランツ・ヨシファ諸島、ノヴァヤゼムリャ諸島沿岸を含む人気ルートでのツアーを企画する機会を失っていると説明した。
パトルシェフ氏は「北極圏および極東におけるロシア連邦の内海および領海域において、外国の観光船の入港が許可される港のリストを拡大する必要がある」と強調し、指定リストへの追加案の策定作業が進行中であると付け加えた。(サハリン・メディア2025/ 7/23)
