北方領土、千島列島向けの海上貨物輸送量が3割以上増加
今年1-9月

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北方領土を含む千島列島に向けた海上貨物輸送量が大幅に増えている。今年1月~9月までに2万9,300トンに達し、前年同期より33%増加した。サハリン州のマクシム・ジョゴレフ運輸大臣が州の輸送システムに関する報告書の中で明らかにした。

航路別では、サハリン本島と択捉島、国後島、色丹島を結ぶ「コルサコフ–クリル航路」が2万7,600トンで、同30%増加した。

北千島パラムシル島とカムチャツカ地方とを結ぶ「セベロクリリスク–ペトロパブロフスク・カムチャツキー航路」が1,700トンを記録し、前年同期比で87%増となった。ジョゴレフ大臣は「パラムシル島への海上貨物輸送量がほぼ2倍に増加したのは、新造船アナトリー・チェルネエフの投入によるものだ」と説明した。

一方、今年1月から9月までのサハリンと択捉島間の海上旅客輸送は、昨年の同時期に比べて6%減少し、1,600人にとどまったのに対し、貨物輸送は32%増加して9,360トンとなってる。(portnews.ru 2024/10/16)

コルサコフ–クリル航路
カムチャツカ–セベロクリリスク航路

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