今年1月-2月の間に、サハリンと北方四島を結ぶ定期路線で使用されているオーロラ航空のボンバルディアDHC-8型機の故障が3件連続して発生している。
最初は1月8日、ユジノサハリンスクのチェーホフ国際空港を離陸し、北方領土・国後島ユジノクリリスク(古釜布)へ向かっていた旅客機DHC-8型機が技術的な問題により出発空港に引き返す事故があった。
2月2日には、ユジノサハリンスクから国後島ユジノクリリスク(古釜布)へ飛行中だったDHC-8型機が、国後島メンデレーエフ空港に着陸後、技術的な故障のため自力で地上走行が出来ず、駐機場まで牽引された。
3回目は2月28日。択捉島のヤースヌイ空港で、乗客34人が乗っていたユジノサハリンスク行のDHC-8型機が技術的な問題で、離陸できなくなった。
いずれもサハリン運輸検察局が飛行安全規則の遵守を評価し、技術的故障の原因を突き止めるための調査を開始したが、調査結果に関する報道はない。
