択捉島・紗那で断水続く「スペアパーツが島にない」取り寄せに時間

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北方領土・択捉島クリリスク(紗那)で2日に発生した水道管破裂による断水は4日も続いている。修理に必要なスペアパーツが択捉島にはなく、サハリンから取り寄せる必要があるためだ。

現場は、クリリスク—レイドヴォ(別飛)を結ぶ高速道路沿いの郵便局駐車場。地下に埋められた水道管が破裂した。現時点で、ストロイテリナヤ通り(11軒)とプリモルスコエ・ショセ5番地にある行政施設(いわゆる「シティモール」)は断水状態が続いている。

現場では、ジルコムセルヴィスとギドロストロイの従業員がアスファルトを四角形に切断し、その後コーティングを剥がして水道管にたどり着く作業を行っている。

しかし、復旧にはスペアパーツが必要だが、択捉島では入手できない。すでに注文されており、間もなく島に届けられる予定だ。作業は気象条件によって複雑になっている。クリリスクは寒く、強い突風が吹いており、復旧にどれくらいの時間がかかるか分かっていない。

事故の影響が解消されるまで、給水車が各住宅に水を運んでいる。また、水を入れた樽も設置されたが、中の水が凍ってしまい利用できなくなった。クリル地区行政府の職員が各アパートを回り、年金生活者や小さな子供を持つ母親が助けを得られずにいないか確認している。(sakh.online 2025/3/3)

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