サハリンのティモフスキー地区の市長が辞職 事実上解任か 市長の辞職は今年2人目

サハリン
地図の14がティモフスキー地区(ムチカエフ氏、左) 4がコルサコフ地区(イヴァショフ氏、右)

サハリン州ティモフスキー地区のミンギヤン・ムチカエフ市長が「家族の事情」を理由に辞職した。同氏は2023年から市長を務めていた。

ムチカエフ氏は市長としてほぼ1年半勤務した。同氏の指導の下、老朽化した住宅からの移住のための大規模な住宅建設が行われた。2025年には地区に24軒の新しい住宅が建設される予定だった。サハリン州のヴァレリー・リマレンコ知事も同地区への支援を約束していたが、知事はその後、ムチカエフ市長を激しく非難せざるを得なくなった。

サハリン州政府によると、昨年12月にリマレンコ知事は、同地区の市長が与えられた職務を果たさず、重要な仕事が中断されたと非難した。「1週間前、知事はすでにこの問題を提起したが、今のところ重要な対策は講じられていない。地区行政府は事実上、問題解決から撤退し、主導権を州政府に委ねている。知事としては、このような行動は容認できない」としている。

今年に入って州内の市長が自ら辞職したのはこれが初めてではない。1月末、コルサコフ地区のアレクサンドル・イヴァショフ市長が辞表を書いた。ムチカエフ氏と同様に「家族の事情」を理由にしている。しかし、3週間後、コルサコフ前市長に対し、違法な不動産取引に関する刑事訴訟が提起された。(citysakh.ru 2025/3/3)

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