「北方領土」が載っていない地図をめぐり、日本でスキャンダル勃発 

北方領土返還運動

函館市の求人サイト「函館しごとネット」に掲載された地図に「北方領土」が描かれていなかったことが分かり、日本ではスキャンダルが勃発した。Yahooによると、地元当局は9年後にようやくこの「誤り」に気づいたという。地図は「市民に誤解を与えないよう」にすぐに削除された。

日本が言うところの「北方領土」とは、南クリル諸島の4島、つまり択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を指す。日本人は、これらの島々は第二次世界大戦後、ロシアが法的根拠なく奪ったと考えている。

函館市経済部は「地図は函館の位置を示すために使われており、意図せず北方領土を含めていなかった。これは重大な誤りだった。市民に誤解を招く恐れがあると判断し、地図を削除した。今後は対策を講じ、ウェブサイトのデザインを変更する」とコメントした。

第二次世界大戦後、モスクワと東京は平和条約締結に向けて交渉を続けてきたが、主な障害はクリル諸島の帰属問題であった。戦後、この島々はソ連に編入され、その後ロシアの領土となったが、日本は択捉島、国後島、色丹島、および無人島の歯舞群島の所有権を争っている。プーチン大統領は、第二次世界大戦後、国連憲章に基づき、クリル諸島はロシアの領土の不可分の一部になったと繰り返し述べている。ロシアではすべての地図で自国の領土の一部として表示している。(sakh.online、サハリン・メディア2025/3/12)

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