5月16日にユジノサハリンスクで開催された統一ロシア地域フォーラムにおいて、サハリン州のリマレンコ知事は、過去5年間に統一ロシアが取り組んだ「国民プログラム」の成果を総括した中で、択捉島の発展について語った。
択捉島では道路建設の著しい進展が見られる。レイドヴォ(別飛)村ではユビレイナヤ通り、レスナヤ通り、ストゥデンチェスカヤ通りの3つの通りが舗装された。また、オーリャ湾(オーヨ)への道路とオーリャ川に架かる橋が建設された。さらに、ウドブナヤ川(ポグラニチュニー川)にも橋が架けられた。加えて、クリリスク(紗那)–ブレベスニク(天寧)間の道路で驚異的なプロジェクトを完了させた。この方面の舗装道路の総延長は7キロメートルを超えた。道路がすべての基準を満たすよう、作業員は120万立方メートル以上の土砂を除去した。もう一つの大規模プロジェクトは、キトヴィ(内岡)からヤンキト高原への道路建設で、昨年末に完成した。
遠隔地における交通とアクセスの問題に関して、リマレンコ知事は「クリル諸島では新しい船舶(アドミラル・ネヴェルスコイ号とパヴェル・レオーノフ号)が運航しています。旅客数は9%増加し、貨物数はほぼ4倍に増加しました。あらゆる交通手段で順番待ちが発生しています。コルサコフ港の近代化を進めています。2026年までにバースの改修を完了し、大型船舶の入港が可能となり、北極海航路に統合される予定です」と報告した。

統一ロシアの「国民プログラム」における医療分野の成果について、リマレンコ知事は、過去5年間でサハリン州における医療に対する住民の満足度が34%から69%に上昇したと報告した。戦略イニシアチブ庁によると、サハリンの医療制度はモスクワ、サンクトペテルブルクに次いでトップ3に入る。
知事が主導した「健康ガイド」プロジェクトは、州全体で順調に運営されている。650名の管理者が慢性疾患患者のモニタリングを行っている。サハリンとクリル諸島の人口の30%にあたる16万人以上が定期的な医療を受けていると、リマレンコ氏は説明した。危険な病気の早期発見率は2.5倍に増加した。医薬品の入手可能性の問題も解決された。ユジノサハリンスク臨床診断センターには新しい手術室が開設され、高度な医療がより身近なものになった。39の新しい施設(救急所、外来診療所、建物など)が建設された。特に、択捉島ゴルノエ村には昨年9月に最新設備を備えた外来診療所が開設された。2026年にはさらに5つの外来診療所が開設される予定。
サハリン州では平均寿命が2.5年延び、72.6歳に達した。これは主に積極的な予防医療の取り組みによるものだ。択捉島のクリル地区中央病院には、呼吸器がんなどを検出するためのCTスキャナーや、乳房の健康状態を評価するためのマンモグラフィー装置が設置されている。医師は皮膚鏡を利用でき、皮膚の腫瘍(特にほくろ)による健康リスクを迅速かつ正確に判断できる。上部消化管内視鏡検査室(FGDS)の専門医は、昨年導入された内視鏡スタンドと2台の軟性内視鏡を効果的に活用している。これにより、がんの早期発見も可能になった。択捉島の検査室では、男性はPSA検査、女性は腫瘍細胞診検査を受けることができる。潜在的な病理を早期に発見するために必要な機器はすべて揃っている。
知事によると、近年、24,000人以上が住環境を改善し、州内の危険な住宅の数は半減した。過去数年間、老朽化した危険な住宅からの住民移転プログラムの一環として、択捉島に7棟の建物が建設された。内訳はクリリスクに4棟、レイドヴォに3棟。キトヴィでは18戸のアパートが建設中で、さらに5棟の建設が計画されている。危険な住宅に住んでいた住民の中には、国から補償金を受け取り、新しい住宅を購入できた人もいる。
さらに、需要の高い専門職向けの賃貸住宅が積極的に建設されている。ユジノサハリンスク市だけでも、すでに約1,500戸のアパートが供給されている。択捉島のキトヴィ村には、公務員(教師、医師、警察官、行政職員など)向けの賃貸住宅が4棟建設されている。

リマレンコ知事は「アパートの入り口はほぼすべて改修しました。合計7,750箇所に及び、930棟以上の建物を全面改修しました。過去5年間で、750以上の中庭を改修し、4,600以上の中庭で路面の穴埋め補修を行いました。約60か所に総合的な遊び場を設置しました。2025年には、新たな大規模プロジェクトとして地下室の改修に着手しました。市民の要望に応え、短期間で約1,000か所の地下室を改修しました」と概説した。
州内の都市や村は、新しい公園、広場、公共スペースの整備により大幅に拡張され、地元住民や観光客が快適に余暇を過ごせるようになった。今年はさらに34か所の公共スペースが年末までに改善される予定だ。「過去5年間で、全体として非常に多くの成果が達成されたと確信しています」とリマレンコ知事は述べた。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/5/16)

