NORIO TANIUCHI

北方領土遺産

南クリル地区80周年に寄せて—
古文書が語る日ソ混住時代「北海道から密入国する日本人をどうすべきか」

1946年4月、サハリン州において民政局が設立された後、南クリル諸島(国後島、色丹島、歯舞群島)では、他の11地区と同様に、レヴォン・アナトリエヴィチ・バブハディヤ大尉を長とする国後地区民政署が設立された。以下は、同氏が署名した最初の文書。...
択捉島の話題

択捉島ゴルノエ村で「社会店舗」の建設始まる

択捉島のゴルノエ村で同島の漁業・農業会社コンチネント・アグロ社の「社会店舗」(社会的に重要な商品の価格を抑えて販売する商店)の建設が始まった。2カ月前に同社のヴァレリー・オクセンユク社長が約300平方メートルの「社会店舗」を建設すると発表し...
千島列島

カムチャツカ半島で千島上陸作戦参加者の墓を発見 軍墓地として認定へ

千島列島上陸作戦に参加したソ連兵ニコライ・スコピンツェフの墓がペトロパブロフスク・カムチャツキーで発見された。埋葬地は軍墓地として認定される予定だ。ロシア連邦保安庁(FSB)の地方支部によると、ニコライ・スコピンツェフは千島列島上陸部隊の先...
未分類

北千島・占守島 千島上陸作戦の戦死者を追悼する献花式開催

1945年8月の千島上陸作戦で亡くなった解放者兵士を追悼する献花式典が北千島シュムシュ島の解放者慰霊碑で行われた。第二次世界大戦に終止符を打ったソ連と軍国主義日本との最後の大規模な戦闘で、赤軍はシュムシュ島の要塞地帯に駐留していた優勢な敵軍...
国後島の話題

国後島にサーフィンの波

国後島のサーフィンの歴史は2020年9月にロシア本土から最初のサーファーが視察のために島に到着したことから始まった。ダニイル・フィリノフ氏(現在は沿海地方サーフィン連盟会長)とロシアサーフィン連盟代表のタチアナ・ドゥドヴァ氏をリーダーとする...
択捉島の話題

ロシア連邦テレビ局 オヒョウを「巨大カレイ」と紹介

6月8日、RENテレビのニュース番組は、クリル諸島(※場所は明示していないが、択捉島周辺海域と思われる)で捕獲された巨大魚に関するニュースを特集した。このニュースは、漁師たちが撮影した映像に基づいていた。「極東では、このようなカレイは体長5...
サハリン

日本が2年ぶりにサハリン産原油60万バレルを購入 米国・EU制裁対象のタンカーで輸入

日本の石油精製会社「太陽石油」は、ロシア産サハリンブレンド原油60万バレルを購入した。この原油は、5月25日にサハリン南部プリゴロドノエ港で米国とEUの制裁対象となっているタンカー「ボイジャー」に積み込まれ、9日に愛媛県の菊間港に入港し、荷...
国後島の話題

国後島の裁判所 水中作業中のダイバー事故死 労働安全基準違反で妻に300万ルーブルの賠償命令

国後島の南クリル地方裁判所は、水中作業中に死亡した男性の妻に300万ルーブルの賠償金を支払うよう雇用主に命じた。サハリン州検察庁の広報によると、事件は2024年5月10日に発生した。ある企業の従業員が、必要な事前訓練と実習を受けずに、欠陥の...
国後島の話題

6月5日 南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)が設置されて79年

南クリル地区の歴史より行政・地域単位としての南クリル地区は、1946年6月5日のソ連最高会議幹部会布告に基づき設置された。極東軍管区の一部として民政システムを構築し、サハリンおよびクリル諸島で活動する国家経済の様々な部門の専門家と管理者のリ...
北方四島の話題

北海道東部で鳥インフルエンザ過去最多 北方領土でも確認 日ロ合同での対策強化が必要

高病原性鳥インフルエンザウイルスが北海道東部で前例のない速さで蔓延している。昨年9月に渡り鳥が飛来し始めて以来、すでに125件の感染例が記録されており、これは昨年の1.7倍に相当する。絶滅の危機に瀕しているラッコとアザラシで初めて感染例が確...