ロシア極東運輸検察局は、サハリンのアニワ灯台(中知床岬灯台)付近の岩場に小型ヘリコプター「ロビンソン」が危険な着陸を行った事案について調査を開始した。この出来事は、ネット上では称賛を集めたものの、規制当局からは懸念の声が上がっている。
この出来事は6月15日、サハリンからカムチャツカへ向かうヘリコプター遠征の最中に発生した。操縦桿を握っていたのはパイロットのアンドレイ・メルニコフ氏で、著名な写真家兼旅行家のヴァディム・マホロフ氏が同乗していた。天候が穏やかになり潮が引くのを待った後、パイロットは灯台の塔の足元にあるごく狭い陸地に精密着陸を行った。そこは本来、そのような着陸操作を行うための設備が全く整っていない場所だった。着陸の際、ヘリコプターは後方に転倒して尾部から落下する危険があり、メルニコフ氏はバランスを保つために積極的に重心を移動させる必要があった。
この大胆な着陸の様子を捉えた動画は瞬く間に拡散された。ボートで訪れる観光客でさえ上陸に苦労する場所であることから、多くのネットユーザーがパイロットの操縦技術に感嘆の声を上げた。しかし、運輸検察局の見解は違った。同局は、必須の安全要件に違反している可能性を示す情報が明らかになったと報告している。同局広報部は「サハリン運輸検察局は、飛行安全規則の遵守状況を評価し、必要な許可証の有無を確認するための調査を開始しました」と話している。調査では、未整備の場所への着陸時にすべての安全要件が満たされていたか、また、飛行操作に必要な許可が取得されていたかどうかが検証される。(citysakh.ru 2026/6/17)


