ロシア政府のクラフツォフ教育相が択捉島を訪問 教育システムの発展状況を視察

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ロシアのセルゲイ・クラフツォフ教育大臣が7月7日、択捉島を訪問し教育施設を視察した。島内には4つの学校があり、計1,911人の児童・生徒が通っている。クラフツォフ大臣は「クリル地区では、教育施設の改修や建設を行うためのプログラム実施に向け、大規模な取り組みが進められてきました。州当局が策定した大規模改修の基準は、教育空間のあり方に関する現代の要件を満たすものです。これにより、すべての子供が自身の才能を伸ばせるような現代的な環境が整えられています。こうした体系的なアプローチは、地域全体の教育システムを発展させる上で極めて重要です」と述べた。

近年、島内の学校インフラは大幅に刷新された。レイドヴォ村(別飛、生徒数132人)とクリリスク市(紗那、生徒数400人)に、それぞれ新しい学校が開校した。既存の校舎についても改修工事が行われている。大統領の主導による教育施設近代化のための国家プロジェクト「若者と子供」の一環として、2023年にはゴリャチエ・クリュチ村(瀬石温泉)の学校で大規模改修が実施され、2024年から2025年にかけてはブレベスニク村(天寧)の学校の整備が完了した。すべての学校に、必要な設備、調度品、教材が完備されている。

今回の視察で、クラフツォフ大臣は特に、2023年に開校したクリリスク市の「E.D.ノルポロフ学校」に注目した。同校は地区内で最も近代的な学校の一つであり、392人の子供たちが通っている。「クリル地区の学校で実践されているアプローチは、非常にバランスの取れたものです。実践重視のプログラムと体系的な教育活動が巧みに組み合わされています。こうした取り組みは、遠隔地であり、かつ戦略的に重要な地域において特に価値があります。すべての子供が自身の可能性を実現し、自信を持って人生の進路を選択できるよう、教育施設への支援を継続していくことが重要です」と語った。

同校は、包括的な教育と生徒の成長に必要なあらゆる設備を整えている。生徒は2つの体育館やウェイトトレーニング室、男子用作業室、女子用家庭科・裁縫室、レーザー射撃場などを利用できる。「青少年予算」プロジェクトの一環として、敷地内には射撃場と温室も新設された。同校の教育活動は、一つの完全なエコシステム(生態系)のように構成されている。校内には学校博物館が設けられており、そこでは「勇気」をテーマにした授業や退役軍人との交流会が定期的に開催されている。歴史的記憶を継承する重要な要素として「記憶の壁」があり、大祖国戦争(対独戦争)に従軍した生徒の親族の写真やエピソードが展示されている。

また、地域における基礎軍事訓練の分野で主導的な地位を占める一方で、メディアや技術分野での創造性育成にも力を入れている。「ユナルミヤ(青少年軍=ロシア国防省傘下の軍事愛国運動組織)」の分隊活動を通じて生徒はチームワークや市民としての責任感を学び、メディアセンターではジャーナリズム、撮影、編集に挑戦し、択捉島での生活に関するレポートを制作している。

さらに、早期のキャリアガイダンスや工学的な能力の育成にも特に力を入れている。ロボット工学は実践的なスキルを養うための重要な基盤となっており、生徒は設計やプログラミング、技術的知識の現実のプロジェクトへの応用を学んでいる。(astv.ru 2026/7/8)

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