日本の「八咫烏(やたがらす)」の意匠が施された硬貨が、数年前に亡くなったサハリンの著名な収集家の膨大なコレクションの一部として売りに出されている。この出品は、ロシアの大手オンラインプラットフォームで確認された。ユジノサハリンスク在住の人物が、150万ルーブルという価格で、希少な銀貨を提供している。売り主によると、これらの硬貨は数年前に亡くなったサハリンの著名な貨幣収集家の息子から購入したものだという。父親ほどの情熱を持たなかった相続人が、膨大なコレクションの一部を売却することにしたという。
日本のコインは、いわゆる「八咫烏」と呼ばれる極めて希少な品で、大正時代(1918年)に製造された日本の50銭硬貨の試鋳貨で、一般流通を目的としたものではなく、試験的に製造されたものだ。量産開始前に最終的なデザインを政府に提示し、承認を得るために鋳造された。
PCGSのオークションデータベースには、こうした取引の記録がごくわずかしか残っていない。試鋳貨であり発行枚数も限られているため、その価格は、保存状態が低いものでも数千米ドルから始まり、仕上げの質やオリジナルの古色の有無によっては数万ドルに達することもある。そのため、「サハリン」の「八咫烏」硬貨につけられた150万ルーブルという価格は、これほどの希少品であることを考えれば、実際には極めて妥当なものだ。ただし、精巧な偽物である可能性があるため、真贋を確認するには専門家による鑑定を受けることが推奨される。(sakh.online 2026/8/5)
※銀座コインオークションでは過去に240万円で落札されたこともあるらしい。



