国後島で高速インターネット体験 ロステレコムがロシア各地から記者を招待

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北方四島の話題

 サハリン・メディア2019/3/1

●…クリル諸島にデジタル時代がやって来た。サハリンからクリル諸島光ファイバー通信回線を敷設したロステレコムはロシア各地からジャーナリストを招待し、島民たちとともに高速インターネットを体験してもらった。2018年12月25日から択捉島のクリリスク(紗那)、国後島のユジノクリリスク(古釜布)、色丹島のマロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(アナマ)の2,890世帯が無制限の高速インターネット、双方向テレビ、スマートホームおよびビデオ監視サービスを受けることが可能になった。一般家庭、行政府、病院、学校、文化施設はネットワークから取り残されることはなかった。

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●…ジャーナリストたちはロステレコムの南クリル電気通信センターを訪ねた。担当者は「サハリン–クリル諸島に敷設された光通信回線の延長は800km以上ある。以前、クリル諸島のインターネットは衛星通信チャネルを使用していたが、ダウンロード速度が遅く時間がかかっていた。今は、衛星通信チャンネルは光通信回線に問題が出た場合のバックアップとして使用することになる。緊急停電に備えて2つの発電機を設置している」と説明した。

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●…地元の高校ではワークショップが行われていた。2017年に建てられた高校の敷地内にはロボット工作室、調理室、縫製室があった。ロボット作りに取り組む生徒たちにとって、高速インターネットは不可欠のツールになっていた。生徒たちはコンテストに向けて準備に余念がなかった。イワン・スティール君は「私は自分のロボットを設計し組み立てた。多くの障害を克服し、どこにでも入っていける全地形対応型モデルです」と自慢げに語った。2019年になって学校のインターネットの質は劇的に変化した。以前は0.2 Mbit / sだったが、今は40 Gbit / sとはるかに速い。

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●…学校の規模は大きく606人の児童・生徒が学んでいる。子供たちのために学習資料を探すことがより簡単になった。保護者はネットワーク・サービスを利用して子供を見守ることも可能になった。南クリル中学校のタチアナ・パブリュケヴィッチさんは「学校は新しい教育の機会を得た。ネット上にある試験準備サイトにアクセス出来るようになった」と喜ぶ。

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●…アンドレイ・セバルネフさんはロステレコムと契約し、自宅にWi-Fiルーターを設置して複数のスマートフォンタブレット、双方向テレビを楽しんでいる。「最新の光ファイバーケーブルを使っているのでインターネットはてとも優秀になった。モバイル通信も問題ない。インターネットをビジネスに使っているし、友達とコミュニケーションをとったり、音楽を聴いたり、映画を見ている。以前は頻繁に中断されたが、今は快適」とうれしそうだ。

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