サハリン州議会の国家建設・規制・地方自治委員会は、国後島北東部にあ3つの無名の山々を、ソ連およびロシアの傑出した科学者ボリス・ニコラエヴィチ・ピスクノフ、コンスタンチン・フョードロヴィチ・セルゲーエフ、セルゲイ・レオニドヴィチ・ソロヴィヨフと命名する議案を審議している。
アレクサンドル・ボロトニコフ議員は「サハリン州では、著名な市民にちなんで無名の地形に名前を付ける取り組みが精力的に進められています。今回、ロシア科学アカデミー極東支部から3年前、科学者のボリス・ピスクノフ、コンスタンチン・セルゲーエフ、セルゲイ・ソロヴィヨフの名を冠した地形に命名したいとの依頼を受けました。彼らは皆、クリル諸島を含むサハリン州で幅広く研究活動を行いました」と述べた。
ボロトニコフ議員は、軍国主義日本に対する勝利80周年を記念する遠征隊)の一員として、自らも山頂の測量に参加したと説明した。この遠征隊には、市民団体「ツツジ」のメンバーやロシア軍関係者も参加していた。
ボリス・ピスクノフ(1937年~2017年)は、地質鉱物学博士であり、ロシア科学アカデミー極東支部の海洋地質地球物理学研究所(IMGiG)で長年にわたり研究に従事した。研究は、サハリン・クリル地域の地質構造と火山活動に関する理解を大きく深め、鉱物探査に関する実践的な提言は産業界で活用された。
コンスタンチン・セルゲーエフ(1931年~2010年)は、地球物理学者であり、ロシア科学アカデミー通信会員、サハリン州名誉市民。ユジノサハリンスクにあるロシア科学アカデミー極東支部の地質地球物理学研究所の所長を25年以上にわたり務めた。クリル諸島やオホーツク海地域を含む、大陸と海洋の移行帯の地質構造を研究した。島弧のテクトニクス、マグマ活動、地層に関する研究は、科学の基礎を築いた。
セルゲイ・ソロヴィヨフ(1930年~1994年)は、地球物理学者であり地震学者、ロシア科学アカデミー会員で、地震と津波の第一人者として名声を博した。レニングラード国立大学物理学部を卒業後、サハリン複合研究所所長、後にロシア科学アカデミーP・P・シルショフ海洋研究所地震学研究室長を務めた。ソロヴィヨフは、太平洋におけるソ連初の津波記録を作成し、津波の強度を分類する尺度と、極東地域向けの自動津波予測システムを開発した。
委員会は、名前のない山の命名に関する提案について引き続き検討していく。(kurilnews.ru 2026/5/15、サハリンメディア2026/5/13)


