クリル諸島にカタオカソウ(Pulsatilla taraoi)の季節がやってきた。絶滅危惧種の、この妖艶な花が色丹島でいま咲き誇っている。毎年4月、色丹島在住のオクサナ・トマソンさんが写真を撮影し、SNSにアップしている。
クリル自然保護区のウエブサイトによると–。「カタオカソウは、オキナグサ属の中でも最も珍しい種とされています。希少で分布域の狭い固有種と考えられており、色丹島、択捉島、ウルップ島(得撫島)、シムシル島(新知島)、ブラトチルポエフ島(知理保以南島)、チルポイ島(知理保以島)、ケトイ島(計吐夷島)のクリル諸島にのみ自生しています。岩場や崖の近く、海岸段丘や斜面の海岸草原などに生育しています。色丹島では、丘陵地の上部で、牧草や野バラの中に見られます。択捉島では、標高1,300メートルまで生育し、低木状のハンノキ、セイヨウシャクナゲ、カムチャツカシャクナゲなどと共に見られます。国後島や、色丹島を除く小クリル列島の島々(歯舞群島)では記録されていません」と、説明している。(南クリル諸島の観光テレグラム2026/4/21)


