ロシア連邦漁業庁(Rosrybolovstvo)は、今シーズンの操業停止が予定されていた南クリル諸島海域(北方四島周辺)でのカラフトマス漁を解禁する。この決定は、サハリン州沿岸に異常なほど多数の魚が接近していることを記録した科学調査の結果を受けて下された。
生物資源の評価は、調査船「プロフェッサー・カガノフスキー」に乗船したVNIIRPO(ロシア連邦漁業海洋学研究所)の専門家によって実施された。トロール調査の結果、オホーツク海流域には約1億8,000万匹のカラフトマスが回帰していることが判明した。この数字は、事前の推定値のほぼ2倍に相当する。
連邦漁業庁のイリヤ・シェスタコフ長官によると、南クリル諸島地域は当初、今シーズンの漁獲対象区域に指定されていなかったが、漁業者に開放されることになった。「VNIROの科学者によるカラフトマスのトロール調査が完了し、その結果は当初の推定を上回るものでした。サハリン州のいくつかの地域では、当初の予測を大幅に超える漁獲量が見込める状況にあります」とシェスタコフ氏は述べた。
魚類学者のイリヤ・カラシニコフ氏は、流域内の魚の個体数が多いからといって、必ずしも漁獲量が比例して増加するわけではないと説明している。その理由として、海域ごとの資源分布に偏りがあることや、漁獲の可否が気象条件や船団の技術的能力に左右されることが挙げられる。
同庁の予測によれば、サハリン・クリル地域では1シーズンあたり4万〜5万トンの漁獲が見込まれている。ロシア連邦漁業庁のイリヤ・シェスタコフ長官は、漁場の拡大は、産卵場に到達するのに十分な数の魚が確保される場合にのみ認められると指摘した。(pravda.ru 2026/7/20)


