日本の最大手石油・ガス会社であるENEOSは、日本の経済産業省の要請によりロシア産原油を購入した。同社はRIAノーボスチ通信に対し、購入した原油は経済制裁の対象外であると述べた。
今週、サハリン2石油・ガスプロジェクトからロシア産原油を積んだタンカー「ボイジャー」が、サハリン南部のプリゴロドノエ港を出港した。同タンカーは、ENEOSのターミナルがある日本のキイレ港(鹿児島県喜入港)に向かっている。
「キイレにあるENEOSの拠点への寄港が予定されている…ロシア産原油を購入した…中東情勢の悪化を受け、経済産業省から代替原油の追加供給要請があった」と、同社は通信社に語った。
ENEOSは納入量に関する詳細を明らかにしなかった。「この原油は経済制裁の対象ではありません。当社は今後も経済産業省をはじめとする関係機関と協力し、国内における安定供給を確保してまいります」と述べている。
日本はウクライナ情勢を理由にロシア産原油の定期購入を中止しているが、サハリン2プロジェクトの一環として少量を時折輸入している。日本の財務省によると、2025年度(3月31日終了)に日本はロシアから9万5,000キロリットル(59万7500バレル)の原油を輸入した。今年の輸入量は公表されていないが、タンカー「ボイジャー」は約11万トン、約80万バレルの原油を積載できる。
2025年12月、米国財務省はサハリン2プロジェクトで生産される原油の日本への輸送に関する金融取引を承認した。サハリン2プロジェクトで生産される原油の海上輸送に関するすべての取引は、輸送先が日本に限定されることを条件として、2026年6月18日まで許可されることが確認された。(RIAノーボスチ通信2026/5/28)
※「Sputnik 日本」は、「ロシアのラブロフ外相はこれまでに『彼ら(日本)が買いたいのなら⋯、我々は経済やすでにある合意を政治問題化したことはない』と日本への原油調達に前向きな姿勢を示している」と報じている。


