厳しい気候と独特の景観で知られるクリル諸島(※北方四島を含む千島列島)は、近年、目覚ましい変化を遂げている。快適な都市環境を創造するための最優秀プロジェクトを競う全ロシアコンペティションでの受賞により、自然景観に溶け込む近代的なレクリエーションエリアが次々と誕生した。サハリン州住宅・公共サービス省広報によると、この近代化は、プーチン大統領が主導する国家プロジェクトの一環として進められている。
サハリン州が連邦プログラムに参加して以来、5つの主要プロジェクトがコンペで優勝した。択捉島クリリスク(紗那)では、最も印象的なデザインの一つである「ダンシング・ツリーズ・スクエア」が注目を集めた。地元の建築家たちは、自然植生を可能な限り保全しながら、芸術作品、ブランコ、スタイリッシュな夜間照明を備えた居心地の良いオアシスを創り出すことに成功した。近くの遊歩道「アイヌの秘密」は、装飾的な迷路、彫刻、そして海への便利な下り坂を備えた本格的な文化ルートへと生まれ変わった。


「眠れる森の美女」プロジェクトが進行中の国後島ユジノクリリスク(古釜布)でも大規模な変化が起こっている。円形劇場とヨガエリアを備えた近代的な多層階段で、村の上部と海岸を結び、湾とメンデレーエフ火山(羅臼山)のパノラマビューを提供している。


北クリル(北千島)では、「フィール・パラムシル」プロジェクトが困難に直面している。昨年発生した地震により、工事スケジュールに調整を余儀なくされたのだ。しかし、サハリン州住宅・公共事業省によると、現場の安全性を確認した後、建設作業員は工事を完了させるべく現場に戻る準備を進めている。
サハリン州住宅・公共事業大臣のドミトリー・アリスタルホフ氏は、こうした公共空間は島民の生活の質を向上させるだけでなく、観光客にとって地域の魅力を高めることにもつながると確信している。近年、サハリン島とクリル諸島では、合計200か所以上の公共空間が改修された。(sakh.online 2026/5/6)


