択捉島では先週から、インフルエンザの予防接種キャンペーンが開始された。医療スタッフは子供、妊婦、65歳以上の高齢者といったハイリスクグループへの接種を始めている。9月23日には、成人向けの新たなワクチンが届いた。
地区中央病院のエレナ・マツィシナ院長は「ワクチンはすでに到着しており、現在、追跡システム『チェスヌィ・ズナク』(※ロシア政府が導入している国家的な製品識別・追跡システム)への登録手続きを進めています。数日中には成人への接種を開始する予定です。接種は毎日午前9時から午後4時まで受け付けています」と説明した。
また、同病院では巡回接種チームも編成しており、企業や団体の従業員は集団で接種を受けることが可能だ。
サハリン州保健省によると、現在、州の住民が利用できるワクチンは「ウルトリクス・クアドリ」と「フル・M」の2種類。どちらも十分な量の抗原を含んでおり、強力な免疫反応を確実に引き出す。これらのワクチンは忍容性が高く、現代の国際的な安全基準を満たしている。
「寒くなる季節や、急性呼吸器ウイルス感染症(ARVI)やインフルエンザが広く流行し始める前にワクチンを接種することが重要です。体内で抗体が作られるには時間がかかるため、接種を先延ばしにすべきではありません」とサハリン州保健省医療局のミラ・テン局長は指摘した。
これらの予防策は、国家プロジェクト「長く活動的な人生」の一環である「すべての人のための健康」プログラムに基づいて実施されている。接種キャンペーン期間終了までに、サハリン州の人口の最大63%にワクチンを接種する計画が立てられている。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/9/23)


