択捉島で水産加工場やホテル建設を構想 中国のビジネス関係者

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中国からの代表団が、共同事業の可能性を探るため、択捉島を3日間にわたって訪問した。代表団には、サハリン州と長年友好関係にある黒龍江省の政府関係者や企業家らが含まれていた。

訪問団は、観光・宿泊分野の開発に加え、海洋生物資源(特にウニやナマコ)の養殖・加工事業に関心を示した。中国企業はすでにロシア産水産物を取り扱っており、例えば「Dongning Zhaoyang Seafood Company」は活ウニ、ホタテ、カニなど、ロシア産の様々な水産物を輸入している。

今回が初めて択捉島を訪問したという同社の代表であるユー・ハイイェン氏は「島での滞在は非常に素晴らしいものでした。空気は新鮮で澄んでおり、自然の景観も非常に美しいです。今回の訪問を通じて、将来的に協力できる現地の企業を見つけたいと考えています。当社は水産業に携わっており、現在、ナマコやウニ、様々な魚類といったロシア産水産物を東寧市に輸入しています。現地の企業とパートナーシップを築き、水産加工工場を建設して、この分野での事業をさらに展開していきたいです」と語った。代表団は「クリル孵化場(旧紗那孵化場)」の視察も行われた。

択捉島滞在中、中国からの訪問団は、観光インフラ開発の候補地も視察した。クリリスク(紗那)やキトヴィ(内岡)、レイドヴォ(別飛)の観光開発に活用可能な複数の土地が紹介された。

サハリン州投資・産業・対外関係省によると、クリル諸島において観光・宿泊分野は依然として非常に有望な領域であり、観光客向けの宿泊施設に対する需要が継続的に存在しているという。

同省のヴァシーリー・グルデフ大臣は「クリル諸島(北方四島を含む千島列島)は、常に国際協力に対して開かれた場所です。投資家を誘致するため、ここでは特別な優遇制度が設けられており、最大20年間にわたって特定の税金が完全に免除されるなど、大幅な税制優遇措置が提供されています。世界経済が厳しい状況にある中でも、起業家たちは共同プロジェクトの機会を模索し続けています。中国のビジネス界からも当地域に対して継続的な関心が寄せられており、この取り組みは現在も積極的に進められています」と述べた。

サハリン州政府によると、今回の中国代表団の訪問は、国際協力の促進と投資誘致に向けた同州の計画的な取り組みの一環だという。ヴァレリー・リマレンコ知事の指揮下で進められているこの取り組みは、地域住民の生活の質の向上、各地域の経済的潜在能力の引き出し、そして近代的なインフラの整備を目的としている。

リマレンコ知事は「私たちの目標は、投資家にとって最適な環境を整え、島々に新たなビジネスや雇用、近代的なインフラが生まれるようにすることです。そのために、的を絞った支援策の実施、行政機関とのやり取りの簡素化、そしてプロジェクトの全工程にわたるガイダンスの提供を行っています。ビジネスの発展は、地域住民に目に見える成果をもたらし、生活の質を高め、クリル諸島に新たな機会を切り拓くものでなければなりません」と話している。

3日間の滞在中、訪問団は島内の著名な名所を巡り、その美しさを直接体験した。具体的には、「白い崖」や「黒い岩」のほか、バランスキー火山(指臼山)の麓にある「バンナチキ」、「ジャルキエ・ヴォーディ」、「キピャーシャヤ・レチカ(沸騰する川)」といった温泉施設を訪れた。さらに、ヤンキト高原に広がる、人々を魅了してやまない溶岩原も視察した。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/10/13)

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