国後島・古釜布 集合住宅3棟が年内引き渡し 州副首相が視察

国後島ユジノクリリスク(古釜布)市内で建設中の集合住宅3棟が年内に引き渡しとなる。老朽住宅からの住み替え目的で、クリル諸島社会経済発展プログラムに基づいて建設されている。オケアンスカヤ通りでは合わせて4棟の集合住宅が建てられており、このうち3棟（54戸）が年内に完成し、引き渡される。残りの1棟12戸は2021年春の予定。18日に視察したサハリン州政府のオロンツェフ副首相は「新年を新居で過ごせるように、予定通りに住宅を引き渡さなければならない。遅延は許されない」と発破をかけていた。また、副首相は、歴史博物館とこども芸術学校が入る文化複合施設の建設現場も視察。建物は2階建で、芸術学校には110人収容のコンサートホール、ダンスホール、合唱団のための独立した練習場、個人レッスン用の教室などが整備される。供用開始は2023年。(サハリン・インフォ2020/11/19)