サハリンの山頂に設置された日本時代の三角測量柱盗まれる 私的なコレクションのため

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❐サハリンの話題

 citysakh.ru 2018/9/3

日本がサハリンを統治していた「樺太時代」の文化遺産が相次いで盗まれている。売るためではなく、自分のコレクションにするためのようだ。マカロフ地区(旧・知取町 )のウラジミールスカヤ山を訪れた登山者が、頂上に設置されていた三角測量柱がなくなっていることに気付いた。石柱は測量の基準となる三角点を示すもので、重さは50kgくらい。多くの登山者にとって、石柱は重要な意味があった。登頂した時に、石柱にコインを残してくることが伝統になっていたからだ。残念ながら樺太時代の遺物の盗難はこれが最初ではない。プリゴロドノエ(旧深海村)の寺院跡から手水鉢が盗まれた。6月には鳥居から石のプレートがなくなった。日本の過去の歴史が何者かによって消されていく一方で、釣果をひけらかす輩がいる。彼らは言う。「売るためではなく、自分のコレクションにするため。すべての日本のモノを探している」と。残念ながら、樺太時代の遺産は文化遺産に指定されていない。過去の遺産が法律によって保護されるためには、かなり複雑な手順を経なければならない。それまで、あなたが “泥棒”に気づいたり、身近なところで興味深い遺産がなくなりそうになったら警鐘を鳴らそう。

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