シベリア・極東 クマによる人身被害3カ月間で10人が死亡

エトセトラ

シベリアおよび極東地域では3か月間でクマによる10人の死亡事故が発生した。専門家らは、クマによる襲撃が特に多い地域として、カムチャツカ地方、ハバロフスク地方、クラスノヤルスク地方、イルクーツク州、そしてヤクーチア(サハ共和国)を挙げている。

『コメルサント』紙の報道によると、シベリアおよび極東地域では3か月間に少なくとも25件のクマによる人への襲撃が発生し、10人が死亡した。

参考までに、ロシア全土におけるクマによる死者数は、2024年で8人、2025年で7人であった。専門家らは、この問題が来年も続く可能性があると指摘している。

専門家らは、野生動物が人里に近づく頻度が増えている理由として、個体数の増加、本来の餌の不足、森林火災、森林伐採、そして人の居住地域の近くで容易に食料が得られるようになったことなどを挙げている。

2026年は、森の食料(野生の木の実や果実など)が不作であったため、状況は特に深刻化した。トゥヴァ共和国では、松の実の収穫量が過去5年間で最悪となり、ベリー類も例年より小ぶりであった。

その一方で、ハンターによるクマの捕獲数は、設定された上限を大幅に下回っている。例えばクラスノヤルスク地方では、2025/2026年シーズンにおいて、捕獲許可枠が4,616頭であったのに対し、実際に射殺されたのは244頭にとどまった。(astv.ru 2026/10/15)

2026年、ロシアでクマに襲われ25人が死亡 駆除されたクマは3440頭を超えた(タス通信2026/10/10)

タス通信によると、2026年初頭からロシア国内で3440頭以上のクマが射殺された。これは、各地域の当局からの報告や公開データに基づき、同通信が独自に集計したものである。これらのクマは、人間に対して危険な存在となっていた。

シベリアや極東地域では、クマが居住地域に接近する事案が増加している。一部の自治体では高い警戒レベルが発令され、攻撃的なクマに対処するための狩猟チームが結成された。

シベリア連邦管区の各地域では、少なくとも2208頭のクマが射殺された。この駆除活動には、ハンターや法執行機関の職員が参加した。

アルタイ地方では、10代の若者がクマに襲われる事件が発生し、その後3頭のクマが駆除された。

タス通信の推計によると、2026年初頭からクマの襲撃により約25人が死亡した。死者数が最も多かったのはクラスノヤルスク地方で、7人が命を落とした。

クラスノヤルスク地方の天然資源省によると、10月8日時点で同地方では898頭のクマが駆除された。また、イルクーツク州では少なくとも414頭のヒグマが、トゥヴァ共和国では263頭、ハカス共和国では204頭が駆除されたと当局は報告している。

極東連邦管区では1130頭以上のクマが射殺された。各地域の機関によると、最も多かったのはブリヤート共和国で356頭、次いでサハ共和国(ヤクーチア)で188頭、ザバイカリエ地方で93頭となっている。

同管区内の他の地域でも、クマの駆除が行われた。サハリンでは10月5日までに115頭のクマが殺処分され、カムチャツカでは年初から207頭、チュクチでは5頭が殺処分された。

公式データによると、2026年8月1日から10月5日にかけて、ロシアの13の地域でクマが人を襲う事案が記録された。2026年に発生した最も大きな注目を集めた事件はアルタイ共和国で起きた。8月19日、アルティバシュ村近郊で、クマが観光客2人の入ったテントを襲撃し、中にいた29歳の女性を引きずり出して殺害し、森の中に埋めたのである。

メディア分析会社「メディアロギア」によると、2026年夏における、クマによる人への襲撃に関するメディアやソーシャルメディアでの報告件数は、2025年夏と比べて倍増した。今年6月1日から9月9日までの期間中、メディアにおけるこうした報告件数は2万3000件に上り、2025年の1万2700件から増加した。

2026年時点で、ロシア国内のヒグマの個体数は30万7900頭であった。これに対し、1990年時点では13万頭であった。

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