リマレンコ知事が国後島住民との対話集会で「古釜布—近布内」道路の整備が順調に進んでいると発言したことに対して、アスファルト舗装道路の整備が遅れている色丹島の住民からは「地元の子供たちが舗装された歩道を通って安全かつ快適に学校へ通えるようになるのは、一体いつのことになるのか?」と不満の声が上がっている。
※2019年12月、サハリンの通信社「サハリン・インフォ」は「シコタン–愛されていない島」というルポを掲載した。
「Shikotan Telegraph 2026/10/1」より
「ああ、道路のことだ…あるいは、『おとぎ話を塵と化すために我々は生まれた』と言うべきか。誰もが知る通り、ロシアには二つの大きな不幸がある…。高官、あるいはそれほど位が高くない役人が色丹島を訪れるたびに、地元の道路の建設・維持問題は人々の感情的な不満を爆発させる火種となる。
人々は問いかける。色丹島の住民はいつまで、村の通りから何百メートルも舞い上がる土埃を飲み込み、車を傷め壊し、劣等感を抱き続けなければならないのか―。カンボジアやベトナムの村々(それこそ仏様さえ見捨てたような場所)でさえ、まともな舗装道路や集落間を結ぶ道路が整備されているというのに。ちなみに、色丹島の近隣の島々では、道路や集落内の通りの大半が―タイやインドネシアと同様に―とっくの昔に文明的な水準にまで整備されている。根室ほどではないかもしれないが…それでも十分にまともで、衛生的だ。
そして今年もまた、色丹島の不屈の住民たちは、ロシアのあの「古くからの悩み」について、不満を訴え始めた。
地元の子供たちが、舗装された歩道を通って安全かつ快適に学校へ通えるようになるのは、一体いつのことになるのか?
世界最大かつ最新鋭の水産加工場を擁する色丹島の二つの集落(※斜古丹と穴澗)を、舗装道路で結ぶという厳粛な約束を、役人たちが果たすのはいつなのか?
※斜古丹には「オストロブノイ」と穴澗にはギドロストロイグループの「クリリスキー・ルィバク」がある。
なぜ市長は知事に対して―色丹島のことではなく、公務員や役人が暮らす町「ユジノクリリスク(古釜布)」と、その「ベッドタウン」である「オトラダ(近布内)」を結ぶ、立派な舗装道路(現代的インフラを完備したもの)の開通が間近であることを誇らしげに報告するのか?
訪問してきた政府高官が、この問題の解決にはプロジェクト計画や資金確保などが必要だと言いつつ、その間の「つなぎ」として(資金が見つかればの話だが)砂利でも撒いておこうか、などと示唆するのを聞くと呆れてしまう。
記憶力の乏しい人たち―そして現在の色丹島住民―のために言っておくが、集落間を結ぶ道路や集落内の主要道路を舗装する計画は、実は2018年の時点で既に承認されていたのだ!当初、このプロジェクトには予算が適切に割り当てられたが―ある連中によって―「吸い取られて」しまった。
もっとも、それはもう随分と昔の話、6年も前のことだが…。その後、事態は再び暗礁に乗り上げ、有望視されていたプロジェクトはすべて白紙撤回された。実際に着手されたものにしても、そのお粗末な実行ぶりときたら…。もしこれが他国での話なら、公金を無駄に浪費した連中はとっくの昔に刑務所の奥底で朽ち果てていたことだろう。
現実とはそういうものだ。
興味のある人(そして政府関係者)のために、この島の当初の道路建設計画をスキャンしたファイルを添付した。関心を持っているなら、計画が頓挫した経緯を記した完全な資料がアーカイブに残されている。
当初の道路建設計画
2018年5月、サハリン州政府はあるプロジェクトを初めて公表した。それは、色丹島のマロクリリスコエ村(斜古丹)とクラボザボツコエ村(穴澗)を結ぶ10kmの区間をアスファルト・コンクリートで舗装し、さらに両村内の主要道路4路線も舗装するというものだった。当時発表された計画は以下の通り。
着工:2018年
完了:2020年まで
その段階では、設計図が国の専門家審査を受けている最中だった。2019年4月までに計画は修正された。マロクリリスコエ村とクラボザボツコエ村を結ぶ道路の設計業務が完了し、国の専門家審査を通過したことが明らかになった。アスファルト舗装の総延長は9.75km、総工費は7億8,910万ルーブルとされた。プロジェクトは3段階に分けられた。
1 マロクリリスコエ村内の2路線(2.5km)2019年~2021年
2クラボザボツコエ村内の2路線(1.8km)2022年
3村間道路:マロクリリスコエ~クラボザボツコエ間(5.3km)2024~2025年


2020年9月、色丹島初のアスファルト舗装工事が始まった


