先週、ロシア地理学会サハリン支部のメンバーであるアレクサンドル・ボロトニコフ氏(サハリン州議会議員)とコンスタンチン・チェプルニ氏(将校、スポーツツーリズム指導員、登山家)が遠征の一環として国後島を訪れた。
遠征メンバーは、今回の訪問の目的が、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)の現在名前のない島々に命名する可能性を探ることにあると説明した。また、ロシア帝国、ソビエト連邦、そしてロシア連邦の著名な人物にちなんで、サハリンやクリル諸島全域の島、湾、岬、山といった地理的特徴に名前を付けるために現在進められている取り組みの詳細についても語った。
今回、遠征チームはさらに足を延ばして小クリル列島(色丹島と歯舞群島)の島々へと向かった。対象となった2つの島を調査した後、ボロトニコフ氏とチェプルヌイ氏は、多くの人々に馴染みのある名前―ソ連の英雄イヴァン・アレクサンドロヴィチ・ルブレンコ(※大祖国戦争の英雄)とリヒャルト・ゾルゲ(※日本で活動したソ連のスパイ)―を記した銘板を設置した。(kurilnews.ru 2026/7/14)

歯舞群島・勇留島の岬に伝説のスパイ「ゾルゲ」の名前を サハリン州議会が承認、命名手続き開始(2021-12-14)
ロシア地理学会サハリン支部が、小クリル諸島(色丹島と歯舞群島)の島にある岬に、リヒャルト・ゾルゲ(ソ連のスパイ)と命名するようサハリン州議会に提案していた問題で、14日州議会の建築・規制・地方自治委員会が開かれ、全会一致で承認された。セルゲイ・ポノマリョフ支部長によると、岬があるのは歯舞群島の勇留島の南西部、海抜19メートルの場所だ。2016年の調査で名前が付けられていないことが確認されていた。モスクワやサンクトぺテルブルクなどではゾルゲの名を冠した通りがあるが、サハリン州や南クリル地区には存在しないことが確認されている。伝説的なソビエトの諜報員ゾルゲは、1933年から1941年に日本で活躍し、日本軍がソ連を攻撃する準備が出来ていないことを報告し、これにより、ソビエト指導部は軍隊を極東から西に移動させ、ナチスドイツに反撃を開始することが可能になった。1941年10月18日、ゾルゲは逮捕され、1944年に東京巣鴨拘置所で処刑された。1964年に「ソ連邦英雄」の称号を授与された。命名の手続きはこの後、来年の2月5日までサハリン住民の意見募集が行われる。(サハリン・クリル通信2021/12/14)


