パラムシル島セベロクリリスクを訪問しているヴァレリー・リマレンコ知事は、完成したばかりの「ソ連の英雄ピョートル・イヴァノヴィチ・シュトフ中等総合学校」を視察した。生徒たちは9月1日から、この近代的な校舎で学習を開始する。知事は、新設校開校に伴い、二部交代制授業が解消されるとの報告を受けた。

定員288名のこの新設校は、連邦目標プログラム「クリル諸島社会経済発展プログラム」の一環として建設された。「サハリン州の最も遠隔地にある子供たちであっても、総合的に成長する機会を持つことが重要です。過去5年間で、州内には12校の新設校が建設され、さらに55校が改修されました。私たちは、教師が魅力的な授業を行うためのあらゆる条件が整い、子供たちが新しい教育技術を利用できるような近代的な教育施設を整備しています」とリマレンコ氏は述べた。

イリーナ・コロコルツェヴァ校長は「近代的な学校の開校は、私たちにとって大きな出来事です。旧校舎が地震で被害を受けた2020年以来、子供たちは暫定的な施設で二部授業を受けてきました。新校舎には、物理、生物、技術(男女別)などの専門教室が設けられています。また、屋外には近代的なスポーツ施設や遊び場も整備されています」と語った。

この新設校では、放課後預かりグループ(延長保育・学習支援)を編成することも可能になる。セベロクリリスクの家庭にとって、子供を放課後プログラムに通わせることができるのは8年ぶりのこと。サハリン州のアナスタシア・キクテヴァ教育大臣は、放課後プログラムに参加する子供たちのために、プレイルームや仮眠室が用意されていると述べた。

セベロクリリスク在住で3人の子供の母親であるオクサナ・シュラーさんは「新しい校舎は美しく、最新の教育用備品も整っています。どの教室にも学習用具やインタラクティブ・ホワイトボード(電子黒板)が完備されており、まさに私たちが夢見ていた通りの学校です!今後は教科ごとに専用の教室が設けられ、生徒たちは英語、音楽、技術といった科目をそれぞれの専門教室で学ぶことができます。子供たちも、この近代的な学校に通えることをきっと喜ぶと思います」と話した。
知事は、ソビエト連邦英雄であり、クリル(千島)上陸作戦に参加したピョートル・イワノヴィチ・シュトフ氏を記念する机が設置された教室を視察した。1945年8月18日、シュトフ少佐の指揮下、シュムシュ島(占守島)のクルバトフ岬(国端崎)付近に上陸部隊が降り立ち、先遣隊が展開するための条件を整えたのだ。学校側によると、シュトフ氏の息子であるアンドレイ・ペトロヴィチ氏と孫のキリル氏が、ちょうどその日、セベロクリリスクの同校を訪れていたという。「彼らはシュムシュ島へ向かう前にこの町を訪れており、本校が自分たちの父や祖父の名を冠していることに大変感動されていました」と、イリーナ・コロコルツェワ校長は話した。(astv.ru 2026/8/17)



