千島上陸作戦で戦死したソ連兵の水筒や飯盒などを発見 レンドリースで支給された米国製のスプーンも

千島列島
レンドリース(武器貸与法)で支給された米国製のスプーン

国際的な探索遠征隊「クリル(千島)上陸作戦の足跡を追って」のメンバーが、北千島シュムシュ島(占守島)の戦場跡で名前の刻まれた水筒を発見した。調査の結果、1920年生まれのニコライ・ニキティチ・シフコフ伍長のものであると特定された。シフコフ伍長は、レーニン勲章受章第101狙撃師団隷下の第103独立通信大隊で無線局長を務めていた。オムスク州クイビシェフ地区の徴兵事務所を通じて赤軍に徴集され、1940年10月から従軍していた。

探索遠征隊の隊長アルチョム・バンドゥーラ氏によると、水筒の持ち主は記録資料の照合によって特定された。「勲章授与の記録を見ると、指揮官たちがこの兵士を高く評価していたことがわかります。ニコライ・ニキティチは、政治的識見が高く、思想的に堅実な兵士であると評されていました。急速な進撃と目まぐるしく変化する戦況下において、こうした資質は極めて貴重なものでした」と語った。

シフコフ伍長勤勉さ、責任感、そしてプロ意識の高さから「武勇メダル」を授与するにふさわしいと指揮官たちに認められた。

遠征隊は他にも、レンドリース(武器貸与法)で供給された米国製のスプーン(名前入り)や、兵士用の飯盒などを発見した。飯盒の片面には家の絵と「シャポヴァロフ」という名前が、もう片面には魚の絵と「ラヒモフ」という名前が刻まれていた。また、兵士用のマグカップも発見されたが、個人を特定する情報は記されていなかった。遠征隊は、こうした遺品の一つひとつが、クリル上陸作戦の歴史と運命を共にした人々の記憶を蘇らせる助けになると述べている。(astv.ru 2026/7/17)

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